でんすけすいかについて
日本国内でスイカが栽培されている都道府県は数多くありますが、九州では熊本、関東では千葉県、東北では山形県、中国地方では鳥取県、中部地方では長野県のスイカが有名です。そして、北海道にもでんすけすいかと呼ばれる美味しいスイカが栽培・生産されていることをご存知でしょうか。
でんすけすいかは、北海道上川郡当麻町で栽培・生産されており、このユニークなネーミングは、ある喜劇俳優が演じた大宮デン助、そしてもうひとつには田んぼを助けるという2つの意味があります。
でんすけすいかの特徴
でんすけすいかの特徴について、皮の表面は、縞模様がなくてほぼ黒に近い色をしていますが、中の果肉は鮮やかな赤い美しい色です。北海道の自然環境の恵み豊かな大地で育まれたでんすけすいかは、果肉が引き締まっていて糖度が高いため、現地の人々の間ではもちろんのこと、お中元の品としても大変多くの人に喜ばれています。
北海道のごく一部でしか生産されていないので、まだまだなじみが薄い存在ですが、他のすいかの品種と比較しても糖度が高くて、ジューシーな味わいが魅力です。
他の地域と北海道のでんすけすいかとの違いは、糖度の高さと皮の色にあります。北海道ででんすけすいかの栽培が始まったのは1984年頃で、その5年後に商標登録され、市場に出回るようになりました。初競りでは史上最高の落札金額を更新して、65万円の価格がついたとも言われる幻の果物・でんすけすいかを、ぜひ1度味わってはいかがでしょうか。