ハスカップについて
北海道には海の幸などおいしいグルメがたくさんありますが、ここでは北海道でしか栽培・生産されていない果物、スーパーフードについて、ハスカップをご紹介したいと思います。
ハスカップについて、あまりなじみが薄いとは思いますが、デパートの北海道物産展や北海道フェアなどが開催されていて、牛乳やヨーグルトとともに人気が高い食品です。
ハスカップは、スイカズラ科スイカズラ属の植物で、プルーンやブルーベリーのように果皮が紫色をした果実です。形は、長細い楕円形で大豆一粒分くらいの大きさをしていまうす。
ハスカップとは、アイヌ語で「枝にたくさん(果実が)成る」という意味を表わすハシカブという言葉に由来しています。日本国内では、唯一北海道の高山地帯に自生しており、シベリア、サハリンなど気温が低くて寒い地域のみ栽培されています。
ハスカップの収穫時期やお菓子など
ハスカップの木の高さは1メートル〜1.5メートルの低木で、人間の背丈とほぼ同じくらいです。7月頃の時期になると、1本の木にたくさんの青紫色の果実が実り、収穫の時期を迎えます。
デパートの北海道物産展では、ハスカップの果実がふんだんに使われたジュースやハスカップジャム、ゼリー、ケーキ、クッキーなどのお菓子が販売されています。
ハスカップの青紫色の果皮には、ポリフェノールの一種であるアントシアニンの含有量が高く、北海道やアイヌの人々の間では、昔から不老長寿の妙薬とされており、まさにミラクルフルーツといった存在です。